内容説明
思いを託す「事前指示書」の書き方がわかるガイドブック。
目次
第1部 延命治療とは(延命治療とは;延命治療を望む、望まない?;正しい知識を持つ;意思表明に対して今、医療者側は?;延命を望まない場合その後の医療は?)
第2部 事前指示書について(事前指示書と、その意義;事前指示書を書く;事前指示書の普及に関する動き)
第3部 家族の命の終わり方を考える(家族の思いを知ること;家族としてできること)
著者等紹介
藤井悟子[フジイサトコ]
現在緩和ケア病棟、及びメンタルクリニックに勤務。臨床心理士として、身体疾患の患者さんの心のケア、及びメンタルクリニックでのカウンセリングという、二つの心理支援の場に長く関わっている。昭和26年生まれ。昭和49年九州大学教育学部臨床心理学科卒業。平成19年九州大学医学部大学院医療経営・管理学科修士課程修了(医療コミュニケーション学専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ココアにんにく
5
図書館読書。31頁2番目の40代女性の話。病状が急変。刻々と悪くなっていく。どこまでか治療で、どこからが延命治療か?私の身内も同じ状況でした。そうなる前に真剣に考えて主治医や他の医療者とも話し合って結論もだしていましたが、実際その時を迎えた時は…。いろいろ起こりうることも簡潔にまとめられた冊子。病院の談話室の本棚にあって欲しい冊子です。2016/11/26
OHモリ
2
〇医学技術によって ・呼吸できなくなっても、食事が食べられなくなっても生命を維持することができるようになったけど・・・ ・思わぬ延命治療がほどこされ、別れのための静かな時間が失われたり、不本意な生かされ方を余儀なくされることも・・・ ●人工呼吸器、点滴、胃ろう……延命治療について、なぜ事前指示書があったほうがいいかなどイラストを交えて分かりやすく書いてあります。ちょうどまた明後日「いい人生だったと言える最期を迎えるために」というテーマでお話しすることになっているので、この本紹介しようと思います。 ●大2014/04/17
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