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内容説明
伊都国の王墓とみられる平原遺跡を発掘し、のちに国宝となる国内最大の大鏡を掘り当てた男は、大胆な新説で数多くのファンの心をつかんだ一方、官学アカデミズムの重鎮、大御所の学者たちに激しくかみつき、数えきれぬほどの軋轢摩擦を生み出した。不器用に一途に、熱く古代ロマンを追い掛けた男の、あまりにもでこぼこした生の軌跡―。
目次
プロローグ「おれの話は、正座して聞け」
ケンカ大六「100万円、受け取れーっ!」
憲兵という原点「変節の早さは、猿芝居だ」
アルチザン「共同調査、できる人じゃない」
古代史一筋「あの人は“妻食主義”だった」
突き抜ける新説「原稿は挑戦状のようだった」
ベストセラー「本の内容、感想を言えーっ」
運命の遺跡「わたしは自分の目を疑った」
文化財自主管理「強権発動なら、また粉々にする」
エピローグ「おれは二百年、生きた」
寄稿 原田大六さんの考古学―ある事件の回顧
寄稿 原田大六さんの万葉集研究―『万葉集発掘』から『万葉集命』へ
聞き書き 夫・原田大六を語る
著者等紹介
藤田中[フジタアタル]
1958年、大分市生まれ。愛媛県立松山東高校、東北大学文学部西洋史学科を経て、西日本新聞社に入社。経済部、文化部、熊本総局、論説委員会(東京駐在)、社会部などを経て、現在文化部勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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