ぼけてもいいよ - 「第2宅老所よりあい」から

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  • サイズ 46判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784816707001
  • NDC分類 369.26
  • Cコード C0036

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タルシル📖ヨムノスキー

23
よりそう介護の第一人者である村瀬さんが2003年〜2005年にかけて西日本新聞に連載していたコラムをまとめたもの。再読含め最近続けて読んでいる村瀬さんの著書では最も古い。だから読んだことがあるエピソードもたくさん登場する。そして「またコレか」と思いつつニヤニヤしたり、ほろっとしたり、腕組みして考え込んだり。そういえば、ぼけたお年寄り(この本に準えてあえてこういう書き方をする)と、小さい子供たちの無邪気で素朴な言動って、対極にあるようだが、すぐ隣にあるような気もする。いわゆる「社会」に縛られないからなのか。2024/04/03

貧家ピー

5
「へろへろ」を読んで購入。福岡・宅老所よりあい代表の著者が、「第2宅老所よりあい」の老人たちの日常を基に描いたエッセイ。 『僕たちの仕事は解決することではなく、解決しないことにつきあうことかもしれない』『20代が中心の若い職員集団である僕たちが、彼女の哀しみを簡単に理解してはいけないのだ。(中略)受容なんかできません。』 『スピードや効率が重視される世界と対局にある老いが急すぎる社会にストップをかけてくれる。』言葉だけでなく、人を、老いを中心に置いた著者だからこそ言える言葉が散りばめられている。 2016/05/25

Mika 

2
祖母が今看取りの最後の瞬間である時に、最後のページまでめくろうと思って今日読み終わった本。村瀬さんの講演を奈良で聞いてから、本を集めて少しずつ読んでいました。この人の魅力才能は、味わった人しかわからないその場を自分をも含めて客観的に見た上で主観的に老人を皮肉を交えた見方をしているところだと思います。話を聞いた方も登場していて、大切にされていたのがつながって、わかった。面白おかしかったけど2017/11/20

マスオ

1
みんながそんな風に思える世の中になればいいな。まずは介護職がそう思えるようになって欲しい。2008/05/22

Nadja

0
これは新聞の連載からまとめられた本。当時リアルタイムに連載を読んでいたが、著者村瀬さんの温かい眼差しで綴られる宅老所のエピソードには笑ったり泣いたり。その村瀬さんと親交が深い谷川俊太郎さんいわく『かずかすのエピソードに吹き出しながら、ほろりとしながら、考え込みながら思う。老いは新しい人生を育む。ぼけは新しい意味を生むと』私もピンピンコロリがいい。2012/10/04

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