卑弥呼の使い―魏志倭人伝を読み解く

卑弥呼の使い―魏志倭人伝を読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816706981
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0021

内容説明

歴史学と考古学の「結婚」によって描かれた3世紀の日中関係と邪馬壹国をめぐる倭の国々の相剋。

目次

第1章 旅の始まり
第2章 弁韓と馬韓
第3章 景初二年の夏秋
第4章 洛陽
第5章 帰国
第6章 水行十日陸行一月
第7章 邪馬壹国
第8章 卑弥呼の死
第9章 倭国の姿
第10章 中国の統一と倭国の使い

著者等紹介

鈴木一郎[スズキイチロウ]
1934年生まれ。1957年東京大学法学部卒業。同年農林省入省、山形県農政課長、通産省貿易局農水産課長、構造改善局就業改善課長、九州農政局次長、東北農政局長を歴任。この間、水産庁漁政部兼海洋漁業部参事官として日中漁業協定締結交渉に従事、仮調印にこぎつける。1987~2003年の16年間、中津市長として、財政再建、教育文化施設の整備、福祉施設の充実、中津港の拡充、ダイハツの誘致を行い、努力にもかかわらず、好転しなかった地方競馬の廃止に踏み切る。1995年「倭国の歴史」を発表。その後、九州各地をはじめ、近畿を調査するとともに、中国、韓国各地の遺跡、博物館を訪れ、専門家と討議を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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take5

1
邪馬壹(いつ)国(古田武彦説から?)の魏への三回の朝貢の旅について、通訳の邪馬壹国の奴佳鞮を主人公として一応物語として書かれていますが、半分は自説の邪馬台国九州説の主張という感じでもあります(倭人伝に出てくる、特定されていない国全てを現在の地名に割り当てています。)。一回目の旅での伊都国や壱岐国、対馬国の場面は考古資料を基に想像した物語でなかなか面白かったですが、著者は東大出の元官僚で学者や小説家ではないので、あまりメリハリのない記述も多く、また秦漢魏や記紀の知識を必要以上に盛り込み過ぎてる感じもします。2018/04/01

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