内容説明
世界と日本が直面する地政学リスク。Gゼロ時代に突入し、アメリカが世界を主導する力は以前ほど絶大ではなくなった。だが、しばらくはアメリカが唯一の「スーパーパワー(超大国)」であることに変わりはない。アメリカは今後、世界を舞台にどういった役割を演じるのか?他国の問題解決から手を引いてしまうのか?「Gゼロ」という言葉を世に送り出した気鋭の政治学者が、世界のあらゆる地域に影響を及ぼすアメリカの外交戦略を3つの選択肢で示す。
目次
第1章 今日の世界、明日の世界
第2章 矛盾する冷戦後の外交政策
第3章 「独立するアメリカ」
第4章 「マネーボール・アメリカ」
第5章 「必要不可欠なアメリカ」
第6章 岐路に立つアメリカ
終章
著者等紹介
ブレマー,イアン[ブレマー,イアン] [Bremmer,Ian]
ユーラシア・グループ社長。スタンフォード大学にて博士号(旧ソ連研究)、フーバー研究所のナショナル・フェローに最年少25歳で就任。コロンビア大学、東西研究所(East West Institute)、ローレンス・リバモア国立研究所を経て、現在はニューヨーク大学で教鞭をとるほか、ワールド・ポリシー研究所の上級研究員も務める。2007年には、世界経済フォーラム(ダボス会議)の「ヤング・グローバル・リーダー」に選出される。1998年、28歳で調査研究・コンサルティング会社、ユーラシア・グループをニューヨークに設立
奥村準[オクムラジュン]
1950年岐阜市生まれ。1976年に東京大学法学部を卒業、通商産業省(現在の経済産業省)に入省。国際関係の業務を中心に、在ブラジル大使館勤務などを経て、JETROニューヨーク・センターの所長。2001年の9.11同時多発テロの際には、日系企業への対応などに当たる。現在は、明治大学国際総合研究所(MIGA)の客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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5 よういち
おさむ
Miyoshi Hirotaka
koji
九曜紋