内容説明
幕末、福岡が生んだ偉大な歌人。旧来の様式的、類型的作歌を排し、斬新な情景捕捉、忠実な写生にもとづく自由な作歌を貫いた。橘曙覧と並び近代短歌の先駆者となった歌人の生涯。
目次
第1章 学問の師と生涯(遠祖は清原氏;二川相近に師事;木偶歌との訣別 ほか)
第2章 言道の門人たち(門弟は百人以上;勤王の歌人野村望東尼;勇将の子孫小林重治 ほか)
第3章 近代歌人の先駆け―大隈言道と橘曙覧(歌はかなしも;子規と信綱が発掘;好対照の歌風 ほか)
第4章 言道秀歌(桜の歌;橋の歌;ふるさとを詠む ほか)