内容説明
本書は日本を除く世界の戦争児童文学のガイドブックです。翻訳されているもの161冊、未翻訳のもの142冊を紹介しました。
目次
1 日本の戦争はどうつたえられているか―日本をみつめるまなざし
2 ユダヤ人迫害はどうつたえられてきたか―加害者の側から書くという課題が残されている
3 戦場はどうつたえられているか―戦場でたたかった子どもたち
4 戦時下の人びとの暮らしはどうつたえられているか―戦争が子どもに与えた影響の大きさ
5 戦争はまだおわらない 第二次世界大戦以後、そして…―人間への信頼を
6 寓話のなかの戦争―体験的リアリズムの対極に
各国事情紹介―未翻訳の本を中心に
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KocmocKocma
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不屈の本棚⑦2022年12月 日本を除く世界各国の戦争児童文学のガイドブック(日本編は別にあり)。大地次大戦・ロシア革命後のソ連内戦から湾岸戦争・旧ユーゴ紛争までの戦争が扱われる。『動物会議』『あのころはフリードリヒがいた』ふたつの『僕の村は戦場だった』『アイオイ橋のの人影』等有名無名の戦争児童文学、子どもの頃読んで衝撃を受けたもの、音内にあってから読み驚愕した作品を振り返ったり、新たに知ってこれから読むための読書ガイドとしても充実。各国の文学界が子どもに戦争をどのようにしているかを検証するコラムもある。1997/12/10