内容説明
本書第1部では、表現の不自由展を開催したいと思っている方、理不尽な攻撃でイベント開催に苦労されている方たちに手がかりとなるよう、12のQ&Aをまとめました。第2部は、表現の不自由展東京2022開催までの記録と参加者それぞれの思いを、第3部では、憲法学者の視点からみた表現の不自由展について、右崎正博さんに語っていただきました。巻末には不自由展実行委員会が作成した「検閲年表」を収録しました。
目次
1 表現の不自由展を知る12のQ&A(「表現の不自由展」って何?;あいトリの展示中止は本当に必要だったの?;そもそも実際に展示する必要があるの?;“平和の少女像”って何が問題なの? ほか)
2 ようやくできた!やっと観れた!表現の不自由展東京2022(表現の不自由展東京2022の挑戦(岡本有佳)
弁護団からみた表現の不自由展東京2022(李春熙)
*表現の自由がなければ、抑圧された人々の苦難と抗争を学ぶ機会がなくなる(ミキ・デザキ)
群馬の森朝鮮人追悼碑の撤去は戦前回帰への道 白川昌生 ほか)
3 憲法学者がみた表現の不自由展(右崎正博さんに聞く―行政は少数意見保護のために公共施設を使用させる義務がある)
コラム 表現の不自由展に寄せて
著者等紹介
岡本有佳[オカモトユカ]
編集者。風工房主宰。表現の不自由展実行委員会・東京共同代表
岩崎貞明[イワサキサダアキ]
1986年テレビ朝日入社。報道局記者・ディレクター・デスクを務める。2001年にテレビ朝日を退職、メディア総合研究所事務局長・雑誌『放送レポート』編集長(現職)。2014~19年専修大学文学部人文・ジャーナリズム学科特任教授も務める。表現の不自由展実行委員会・東京共同代表
李春熙[リチュニ]
弁護士。ニコンサロン「慰安婦」写真展中止事件を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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