内容説明
ポリーヌ・ガルシア=ヴィアルド(1821‐1910)。16歳で歌手デビュー、オペラ女優と讃えられヨーロッパを周遊。作曲家、ピアニスト、肖像画家としても傑出、台本を書き、次世代を育てた師でもあった。同時代の名だたる文化人を魅了した19世紀最大の音楽家・フェミニストに今光をあてる!著者は、ジェンダー・平等の視点からの音楽史の書替えを問い続けている。
目次
1章 生誕200年記念コンサートのプログラムから
2章 生涯のあらまし
3章 声とジェンダー―コントラルトの声とは?
4章 歌唱教師、歌唱教材編者としてのポリーヌ
5章 鍵盤楽器奏者・作曲家としてのポリーヌ
6章 社会参画とポリーヌ:カンタータ“新しい共和国”をめぐって
7章 パントマイム“日本にてAu Japon”をめぐって
結びに代えて
バーデン=バーデンの有名女性と、その住居地図
著者等紹介
小林緑[コバヤシミドリ]
1942年、福島県生まれ。東京芸術大学・同大学院の楽理科(音楽学)修了。1971‐72年、フランス政府給費留学生としてパリ第4大学留学。現在国立音楽大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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