内容説明
わたしたち(20代を含む)はビデオ・メッセージをもって、フィリピンと日本を行き来しています。ワークショップや高校・大学への出張授業もやっています。過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる。
目次
1章 日本兵に夫を連れ去られた女性に詰め寄られて
2章 ブリッジ・フォー・ピースの誕生
3章 ビデオ・メッセージへの思いがけない反響
4章 ブリッジ・フォー・ピースのコンセプトの成り立ち
5章 過去の戦争を知り、未来のかたちを考えるきっかけをつくる
6章 今の時代に大切なこと
著者等紹介
神直子[ジンナオコ]
1978年生まれ。青山学院大学文学部英米文学科卒業。一般企業人事企画本部勤務後、NPOに転職。2004年にブリッジ・フォー・ピースを立ち上げ、現在、代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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W.S.
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「BFPを通して、『想像力』は他者の体験に寄り添うことでも養うことができると確信しました。戦争体験者の高齢化が進む中、記憶を引き継ぐことができるのはあと数年かもしれません。残された時間は少ないですが、今こそ耳を傾けることが求められています」「最初は話すことに拒絶反応を見せていた元日本兵も、こちら側に聞く気持ちさえあれば『話したい』という気持ちを持っていることに気づきました」(p166)。BFPの活動はもっと評価されても良いと思う。民間レベルでの交流は、政府間での和解の条件の一つだと思うからである。2016/02/15
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