内容説明
本書ではニューマンの現代的な霊的・知的な精神性を、ほぼ彼の年譜にそって探ることを試みた。
目次
1 ニューマンの生涯(信仰の原点―1816年の福音主義回心までのニューマンの軌跡;カウンター・カルチャーとしてのオクスフォード運動―「カトリック」教会復興による「聖性」の追求;バーミンガム時代のニューマン)
2 ニューマン神学の現代性(『アポロギア』―心の旅路;『キリスト教教義発展論』の現代的意味;ニューマンの大学論をめぐって;倫理と霊性の交差点―ニューマンの良心理解への一考察;『教義に関して信徒に聞く』覚え書;『承認の原理』の問いかけるもの;エキュメニカル時代におけるニューマン理解の可能性)
著者等紹介
岡村祥子[オカムラサチコ]
大阪大学文学部文学研究科博士課程。神戸海星女子学院大学文学部教授
川中なほ子[カワナカナオコ]
オクスフォード大学大学院神学部(宗教哲学専攻)。上野学園非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。