内容説明
アメリカのコミュニティ自治の歴史的背景から現代に至るまでの流れと実際の到達地点を探る。
目次
第１部 コミュニティ自治とは？（コミュニティ自治とは何か；アメリカのコミュニティ自治の歴史的背景；現代アメリカ・コミュニティ自治の手法―コミュニティ・プランニング；コミュニティ・プランニングの実際―シアトル市を例に）
第２部 コミュニティ自治をつきうごかすコミュニティ組織化運動（１９５０年代のコミュニティ組織化運動；１９６０年代のコミュニティ組織化運動；１９７０年代のコミュニティ組織化運動；１９８０年代以降のコミュニティ組織化運動；地域社会を担うコミュニティ組織の出現；アメリカ・コミュニティ自治の到達点）
著者等紹介
前山総一郎［マエヤマソウイチロウ］
１９５９年東京国立市生まれ。東北大学大学院文学研究科博士後期課程、ワシントン州立ハイライン・コミュニティカレッジ客員研究員（２００１年）をへて、現在八戸大学ビジネス学部教授（歴史学、社会学担当）。専門は市民社会の歴史社会的分析、および人的ネットワークの歴史社会的分析。コミュニティ自治構築の実践にむけて、八戸市協働のまちづくり市民会議議長、同協働のまちづくり推進条例策定委員会委員長として、条例案策定に着手
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感想・レビュー
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Ishida Satoshi
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再読了。少し調べものがあったので、改めて手にとりました。本書はアメリカにおける町内会・自治会に相当するネイバーフッド・アソシエーションに関する研究書。アメリカには、コミュニティの自治が根付いており、多くの市民が行政に依存するのではなく、自発的・志願的にコミュニティの活動や生活の質の改善に取り組んでいます。人種、宗教、階級が多様で、ともすればバラバラになりやすいアメリカ社会がコミュニティをどのように形成してきたのか、本書では、その歴史的変遷や論点が整理されています。アメリカのコミュニティ自治発展の背後にある
