内容説明
本書では、西欧国際体系を基軸に据え、21世紀にむけて大きな変化を遂げようとしているヨーロッパをいま一度近代まで遡り考察している。第1部は16世紀から20世紀前半までのヨーロッパを取り上げ、西欧国際体系の形成課程からその後の展開を概観し、第2部は第二次世界大戦後から現在までのヨーロッパを取り上げた。
目次
第1部 ヨーロッパ国際政治システムの形成と展開(近代世界システムの誕生と発展―1861年まで;ヨーロッパ国際政治におけるドイツ外交―1862‐1914年;戦間期国際システム―1915‐44年)
第2部 ヨーロッパ国際政治システムの変容(冷戦と安全保障秩序の再構築―1945‐59年;ヨーロッパ分断の暫定的受容―1960年代;デタントと「新冷戦」の時代―1970‐89年;変動の10年―1989年から現在まで)
著者等紹介
臼井実稲子[ウスイミネコ]
早稲田大学大学院政治学研究科博士課程。現在、駒沢女子大学助教授。国際政治学専攻。著書に『現代の国際政治』(共著、ミネルヴァ書房、1998年)。『国際安全保障の新展開』(共著、早稲田大学出版部、1999年)
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