宇宙理解の統一をめざして―物理学・哲学・神学からの考察

宇宙理解の統一をめざして―物理学・哲学・神学からの考察

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  • サイズ A5判/ページ数 430p/高さ 22X17cm
  • 商品コード 9784816500763
  • NDC分類 401
  • Cコード C1042

内容説明

本書は、ニュートンの『プリンキピア』公刊300年を記念して、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の呼びかけにより開催された国際会議「神と自然に関するわれわれの知識」の成果である。会議では現代宇宙論と哲学、神学とのかかわりが、理論的、歴史的にとりあげられ、論じられた。

目次

1 科学と宗教に関する歴史的、現代的考察(科学と神学とはいかにかかわるか;自然科学と創造神の信仰―歴史的考察;ニュートン・パラダイムと無神論の起源;自然神学は今日なお可能か;ヘブライ語聖書における創造)
2 認識論と方法論(科学と宗教における知識と経験―われわれは実在論者でありうるか;物理学、哲学、神話;観察、啓示、ノアの子孫)
3 哲学的、神学的見地より見た現代の物理学と宇宙論(現代宇宙論から科学と宗教の対話へ;量子世界;量子的過程としての宇宙の創造)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Keita

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バチカンが中心となり、宇宙の創造を哲学、神学、物理学の面から論じた論文集です。哲学については背景知識がほぼ皆無なので理解できないところも多かったですが、神学からはカトリックとプロテスタントとの聖書の読み方の違いも含めさまざま考えさせられ、また物理からは量子論・初期宇宙論の基礎づけやその神学との関わりについて理解を深めることができました。80年代後半の本なので物理的には若干の古さも感じますが、意欲的な試みの貴重な成果だと思います。機会があれば哲学や神学の人と一緒にまた読んでみたいです。2014/03/07

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