目次
1 キリスト教神秘霊性
2 中世ドイツ神秘霊性―キリスト教霊性史的考察
3 ヒルデガルト・フォン・ビンゲン―宇宙的神秘霊性
4 マイスター・エックハルトの神・人間・世界体験―その神秘霊性
5 『ヨハネス・タウラー説教集』―そのキリスト教霊性神学
6 神秘詩人ハインリヒ・ゾイゼ
7 ルドルフ・フォン・ザクセンの『キリストの生涯』―そのキリスト中心的人間形成
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
qbmnk
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市立図書館から借りて短い時間で斜め読みしただけだが面白い。理解できたのは13世紀頃の中世ドイツにおける著名な神学者(修道士、修道女)の著作や説教や宗教活動を通して、神の存在をどのよう感じるか、知るかを考えているところくらい。現代からすると圧倒的に宗教的であったと考えてしまう中世において"民衆の中では神の愛が薄れている"などのように嘆いていた記述があるのは興味深い。孤独の中で神を感じるか奉仕活動など人と関わりながら神を知るかのところも面白い。信じるために知る、知るために信じるの辺りも考えさせられる。2023/05/24
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