出版社内容情報
■驚異の臓器「皮膚」
私たち人間の体全体を覆い、私たちが普段何気なく目にしている「皮膚」。実は皮膚は最も重い、人体最大の臓器です。そして、その薄い構造のなかに、ウイルスやアレルゲンなどさまざまなリスクから人体を守るバリア機能をはじめ、免疫機能や感覚機能といった多彩な機能を備えています。本書では皮膚が担う重要な機能と役割について、ビジュアルでわかりやすく解説します。
■皮膚のトラブルと病気がわかる
皮膚は加齢とともに衰え、シミやしわといったトラブルをもたらします。また、年齢を問わず、かゆみや乾燥といった不調が起こることがあります。それらの要因として挙げられるのが紫外線、腸内環境、活性酸素やストレスです。皮膚の老化や不調が起こるメカニズムや原因についてわかりやすく解説。さらに、トラブルや不調のない健康な皮膚のために心がけたい、ライフスタイルについても解説します。
近年急増しているといわれるアレルギー疾患やアトピー性皮膚炎。他にも湿疹やかぶれ、蕁麻疹、乾癬、帯状疱疹、水虫、AGAなど、皮膚の病気にはさまざまなものがあります。症状や仕組み、病院でどのような治療を行うのか、薬の種類などを、コンパクトに解説します。この1冊で皮膚のことが詳しくわかります。
■最新情報も紹介!
近年、アトピー性皮膚炎の新薬が次々と登場し、患者さんのQOLを高めています。他にも、メラノーマ治療に役立つ免疫チェックポイント阻害薬や分子標的薬、AIの活用など、皮膚医療の世界にも変化が起きています。本書ではそれらの最新情報も解説。皮膚の今と未来がわかる1冊です。
内容説明
皮膚の構造・機能からアレルギー、疾患、ケアまで、最新の情報と研究を紹介!
目次
序章 皮膚とは?
第1章 皮膚の構造
第2章 皮膚の機能と役割
第3章 皮膚の一生と老化
第4章 皮膚の不調と外的要因
第5章 アレルギーとアトピー性皮膚炎
第6章 皮膚の病気
第7章 皮膚の薬と治療法
第8章 健康な皮膚を保つには
第9章 最新皮膚研究と未来
著者等紹介
本田哲也[ホンダテツヤ]
浜松医科大学皮膚科学講座教授。皮膚科専門医、医学博士。2000年、京都大学医学部卒業。京都大学医学部皮膚科学講座、米国国立衛生研究所などの勤務を経て2020年より現職。日本研究皮膚科学会理事、日本乾癬学会理事、日本光医学・光生物学会理事、日本皮膚科学会代議員などを務める。専門領域はアトピー性皮膚炎、乾癬などの皮膚炎症・免疫疾患。日々の診療で患者と向き合うとともに、より良い皮膚科医療の提供、新しい皮膚科学の発見を目指し、臨床研究・基礎研究に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。