出版社内容情報
挿絵入りのショートストーリーを通じて語彙を楽しく学べるドリルです。小学生に向け必要な語彙を厳選しました。また、言葉の意味だけでなく、百人一首にまつわるお話自体の内容を問う読解問題も掲載し、語彙力と読解力、そして百人一首の知識を同時に身に付けることができるような1冊になっています。
内容説明
幼馴染みコンビの月実と孝久はある日、鳥のマスコットがついた不思議な腕輪を拾います。この日は学校のかるた大会予選。しかしそこで、百人一首の一部分が欠けていることに気がつきます。学校のみんなは不思議に思わないようですが、二人は「かんぺきに残っていたはず」と思い、納得できません。帰り道、鳥の腕輪の持ち主である未来からやってきた少女、ミカと出会います。ミカによると、未来で百人一首が壊れてしまい、歴史が変わってしまったというのです。三人は、百人一首の時代へおもむき、百人一首をかんぺきな姿にもどすために和歌や歌人のなぞにいどみます。
目次
1章 百人一首の時代へ
2章 女性歌人たちの想い
3章 未来からの追跡者
4章 都をはなれて
5章 今か今かと待ち続け
6章 世を想い、人を想う
著者等紹介
〓山英男[カゲヤマヒデオ]
1958年、兵庫県生まれ。小学校教員時代、反復学習や規則正しい生活習慣の定着で基礎学力の向上を目指す「陰山メソッド」を確立し、脚光を浴びる。百ます計算や漢字練習の反復学習、そろばん指導やICT機器の活用など、新旧を問わずさまざまな学習法を積極的に導入し、子どもたちの学力向上を実現している。現在、教育クリエイターとして講演会などで活躍するほか、全国各地で教育アドバイザーなどにも就任。子どもたちの学力向上のための指導を精力的に行っている
谷知子[タニトモコ]
1959年、徳島県生まれ。大阪大学文学部国文学科卒業。東京大学大学院博士課程単位取得。博士(文学・東京大学)。フェリス女学院大学文学部日本語日本文学科教授。専攻は中世和歌。和歌から天皇家や九条家を論じる研究も行う
萩原弓佳[ハギワラユカ]
大阪府出身。2014年、第16回創作コンクールつばさ賞童話部門優秀賞受賞。2016年、受賞作品『せなかのともだち』(PHP研究所)でデビュー。同作で第28回ひろすけ童話賞受賞。日本児童文芸家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。