出版社内容情報
何気なく見ていたいつもの風景が、心ふくらむものに――。本書では、日本ならではの美に気がつく、とっておきの1000の言葉を、花と草花、鳥と獣、時と季節、空と夜空、大地と水辺、暮らし、色の7章に分け、200点の写真とともに掲載しました。
内容説明
色や香り、風の感触までも呼び覚まし、日本の情景を再発見する。美しい日本語1000。
目次
第1章 花と草木
第2章 鳥と獣
第3章 時と季節
第4章 空と夜空
第5章 大地と水辺
第6章 暮らし
第7章 色
著者等紹介
梅内美華子[ウメナイミカコ]
歌人。1970年、青森県八戸市生まれ。同志社大学文学部文化学科卒業。1988年、短歌結社「かりん」入会、馬場あき子に師事。学生時代は「京大短歌会」に参加。1991年、作品「横断歩道(ゼブラ・ゾーン)」で第37回角川短歌賞、2001年、歌集『若月祭』で第1回現代短歌新人賞、2012年、歌集『エクウス』で芸術選奨新人賞および第8回葛原妙子賞、作品「あぢさゐの夜」で第48回短歌研究賞を受賞。2013年、青森県褒賞。2016年、青森県文化賞。朝日カルチャーセンター新宿教室「短歌実作・はじめの一歩」講師、読売新聞よみうり文芸選者、「かりん」編集委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
47
日本語の豊饒さと、それを支える日本の四季の有難さを思う。そこから生み出されてきた、日本人の感性にも思いがいく。ここにあるような言葉を眼にする・使うと、時間の流れが、少しだけゆっくりとなると思うし、そういう時間を大切にしたい。2024/03/17
凛
18
本書で紹介される大和言葉、物の別名は、知らなくても生活には支障はなく、日常会話で口にする機会は少ないかもしれません。けれど、大和言葉は響きが美しく、その言葉から日本の四季の移ろいや、自然への敬意を感じる事ができる所が私はとても好きです。言葉を知ることで、見える世界が少し変わる事もあるので、これからもまだ知らない言葉を知りたいなと思います。本書は、写真もとても綺麗なので、おすすめです。2024/08/25
みみずく
17
古くから日本人は、四季折々の美しい自然や生き物に敬意を払い、日々の暮らしを大切にしていたように思います。そんな日本人の暮らしや自然から生まれた言葉が、美しい写真と共に紹介されています。ページを捲れば、古の心に触れることができる。ちょっとした空き時間や好きなページから読むのもいいですね。2021/11/20
ルル
14
ここにおさめられている言葉をさらりと使える感性の美しさを携えたくなる辞典です。認知語彙から使用語彙にしていきます^^2020/07/17
千景
4
まぁこういう本は世の中にたくさんあるけど…。母親から借りました〜。知らなかった言葉もちょいちょいあって面白かったし、あと写真が綺麗。 こういう言葉を使って、手紙書く時にどんな時候の挨拶にしようかと考えるのが好きです。2021/05/12