内容説明
何を詠む?題材を探すヒント、テーマの探し方。さらによい歌にする技術、推敲のテクニック。言葉選びでぐっと変わる印象、表現のコツ。練習問題で表現力を磨く、短歌の練習帖収録。
目次
序章 まずは短歌をつくってみよう
第1章 短歌の基本とルール
第2章 短歌のつくりかた“初級編”
第3章 短歌づくりのコツ“中級編”
第4章 推敲するテクニック“上級編”
第5章 歌の世界が広がる名歌鑑賞アルバム
第6章 短歌の練習帖
著者等紹介
梅内美華子[ウメナイミカコ]
1970年、青森県八戸市生まれ。同志社大学文学部文化学科卒業。1988年「かりん」入会、馬場あき子に師事。学生時代は「京大短歌」に参加。1991年、「横断歩道(ゼブラ・ゾーン)」で第37回角川短歌賞、2001年、歌集『若月祭』で第1回現代短歌新人賞を受賞。「あぢさゐの夜」で第48回短歌研究賞を受賞。2013年、青森県褒賞。同志社女子大学主催高校生短歌コンクール「SEITO百人一首」選考委員。2014年度NHK・Eテレ「短歌de胸キュン」選者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
59
#梅内美華子 #短歌 ティーバッグのもめんの糸を引き上げてこそばゆくなるゆうぐれの耳 空をゆく鳥の上には何がある横断歩道に立ち止まる夏 満ち満ちて李朝白磁の大壺はおのづから割れるときを夢みる 大いなる空振りありてこれならばまだ好いていよう五月の男 #説明歌 やわらかく明るく短歌を説明す演習付きでこれならやれる2016/07/18
カフカ
49
最近短歌教室に通い始め、歌人の方に直接ご指導頂いている。その中で毎月歌会(各自作った歌を一首発表し、それについて参加者で論じ合うというもの)があるので、自分でも勉強しなくてはと読み始めた。句切れや句跨り、切れ字など為になることがたくさん書いてあり、私のような初心者にはとても参考になる本だった。ちなみに今月の歌会では、皆さんとの格の違いをまざまざと見せつけられることになったのだが、こういうものに参加でもしなければ、自分の作品の感想を経験豊富の方々から頂くことなどできないので、参加してよかったと心から思う。2023/11/20
ま
33
ザ・短歌の教科書。読む専なのでさらさらと読んだが、センスで語られがちな短歌をよくこれだけ体系立てて解説してるな〜と感心。折り句を使ってるのに気づいてもらえなかったら焦りそう。2023/11/26
双海(ふたみ)
15
読んでみたい歌人がまた増えた。いいこと。2019/03/16
あまね
12
内容もさることながら、カラフルなページとよく整理されたレイアウト、そして、ステキだなぁと思える撰歌にあふれ、とても贅沢です。短歌は感覚で作っていて暗中模索気味だったのですが、本書をもう一度丁寧に読み直して勉強しなければと思いました。2016/11/18
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