内容説明
「ピンチョス」は、バスク地方のバルで発祥した料理の提供スタイルで、もともとはパンに料理をのせ、串でとめたものを指します。近年では串で刺して食べる料理全般をピンチョスと呼び、その気軽さから、立食パーティのメニューや、アミューズに取り入れるレストランも増えています。本書では、そうしたピンチョスを含め、手でつまめる「フィンガーフード」をテーマに、料理とプレゼンテーションを提案しています。いずれも、各店のシェフ、料理長の個性が光る、見ているだけでわくわくする料理ばかりです。アミューズなどのメニューの参考にしていただけるように、グラス仕立てや、小さなポーションの皿盛り料理も掲載しています。
目次
「はさむ」「包む」「ワンスプーン」etc.なんでもピンチョス・フィンガーフードにするアイデア
各店によるピンチョス・フィンガーフードのアイデア(五感を刺激するアミューズ(Frenchバカール(石井真介))
色で表現する10のスプーン(Frenchシックプッテートル(生井祐介))
心を動かすプレゼンテーション(Frenchフロリレージュ(川手寛康))
タパスで表現する四季のコース(Spanishスリオラ(本多誠一))
「レストラン」で食べる郷土料理(Spanishアルドアック(酒井涼))
ピンチョス20皿で構成するコースと、20のスナック(Innovative 81(エイティワン)(永島健志))
演出で新しく見せる郷土料理(Italianモンド(宮木康彦))
記憶に残る和のフィンガーフード(Nihon Ryori傳(長谷川在佑)))
著者等紹介
石井真介[イシイシンスケ]
四ツ谷「オテル・ド・ミクニ」、南青山「ラ・ブランシュ」で修業後、渡仏。三ツ星レストラン等で研鑽を積み、2008年の「レストランバカール」オープン時よりシェフを務める。確かな技術による、クラシックをベースとした料理を得意とする
生井祐介[ナマイユウスケ]
表参道「レストランJ」、軽井沢「ウルー」(現在閉店)等を経て、2012年の「シックブッテートル」オープン時よりシェフを務める。味はもとより、意表をつく素材使いや、色彩、皿上の構図のセンスに富む
川手寛康[カワテヒロヤス]
西麻布「オオハラ エ シイアイイー」、西麻布「ル ブルギニオン」等で修業後、渡仏。帰国後白金台「カンテサンス」でスーシェフを務め、2009年「フロリレージュ」開業。確かな味と、遊び心ある演出にファンが多い
本多誠一[ホンダセイイチ]
フランス料理店で修業後渡仏し、帰国前に訪れたサンセバスチャン(スペイン)で4年間シェフを務める。帰国後日本橋「サンパウ」でスーシェフを務め、2011年「スリオラ」開業。季節感あふれる料理に定評がある
酒井涼[サカイリョウ]
服飾関係を経てスペイン料理店に入店し、8年間シェフを務める。その後都内のスペイン料理店を経て、2012年「アルドアック」開業。スペイン各地を訪ねて吸収した、現地のエッセンスを感じる料理が魅力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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