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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
86
図書館本 質量に慣性質量と重力質量という2種類が存在するのは初耳。慣性ってバスが急停車・急発進したときに吹っ飛ばされる感覚のアレですよね。アレに質量がおおいに関係していたのは驚きです。 第6章のヒッグス粒子を求めてはCERN版プロジェクトX的なエピソードでした。2021/03/07
たんたんx
14
素粒子がどのように質量を獲得したか、その原理を解明しようと標準理論にヒッグスメカニズムが取り込まれる。南部博士等が「対称性の破れが、粒子に質量を与える。」と唱えたが、物質粒子の場とヒッグス場の相互作用から質量が生まれるようだ。巨大な粒子加速器で荷電粒子を衝突させて、ヒッグス粒子のシグナルを観測しようとする。理解のポイントは、電磁理論の局所的ゲージ対称性だと思う。最近ではダークマターやダークエネルギーも注目されているが、標準理論を越えた超対称性理論というのもあるらしい。他の書籍と読み比べる必要はあると思う。2016/05/07
tetsu
10
★2 表紙に「本書では、誰にでも理解できるように、やさしい文章と豊富な図版を使って、驚くほどわかりやすく解説しました」と書いてある。 驚くほど理解したかは別にして、ここ数日、心地よい眠りにいざなう読書として重宝しました。雑学というには「ヒッグス粒子」は高度すぎ、研究者に失礼な気がする。2014/12/22
おおにし
10
最近、この手の素粒子論の本をいろいろ読んだが、この本は専門的な話題が出てくる割にはわかりやすくまとめてあって読みやすかった。特にヒッグス粒子をみつけるための加速器についての説明が分かりやすくてよいと思う。現在の加速器LHCでは宇宙開闢から10のマイナス12乗秒後の宇宙を見ることができるようになったそうだが、ヒッグス粒子の正体にせまるには今の加速器でもまだまだ能力が足りないようだ。宇宙誕生の謎への探求はまだまだ続く。私が生きている間にどこまで宇宙の起源に迫れるのかとても楽しみだ。2013/01/10
乱読家 護る会支持!
6
図解シリーズなら、難解なヒッグス粒子か理解できるかと、挑戦したが、、、なんとなく、ゲージ対称性までは掴めた気がするが、ウィークボゾン、対称性の自発的破れぐらいから訳が分からなくなり、、、、、???こういう事が、思考実験で考えれる物理学者の頭が不思議です。きっと、三次元に生きる我々とは違って、パラレルワールドから来た方々なんでせう、、、2017/03/31