目次
1章 統合失調症はどんな病気かを理解しよう(多くの患者がいる統合失調症;統合失調症の症状と経過 ほか)
2章 薬物療法とその他の治療法(統合失調症は回復する病気;早めの受診が適切な治療につながる ほか)
3章 症状の改善につながる家族の接し方(家族が統合失調症を発症したら;病気や治療に関する正しい知識をもつ ほか)
4章 社会でともに暮らすために(地域生活に向けた社会的支援が強化されている;さまざまな支援を利用して自立をめざす ほか)
5章 再発に対処して充実した人生を(再発の予兆があったら早めに対処する;自殺を予防するために ほか)
著者等紹介
功刀浩[クヌギヒロシ]
1986年東京大学医学部卒。1994年ロンドン大学精神医学研究所留学。1998年帝京大学医学部精神神経科学教室講師を経て、2002年より国立精神・神経医療研究センター神経研究所疾病研究第三部部長。早稲田大学客員教授、山梨大学客員教授。医学博士、精神保健指定医、日本精神神経学会指導医、日本生物学的精神医学会評議員、日本統合失調症学会評議員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しょうご
8
メンタルケア心理士に興味があるので、まずはその根本にある病気のことを勉強してみたくて手に取った一冊。「どんな病気」から始まり、深く理解が深まった気がする。2014/12/09
Koji Takahashi
4
【「病気」ではなく『人を観る』ことには変わりない】 病気と言われても、その人がどの様な状態で、何を想い、考えているかが大事なのです。 どんな「クセ」があるかを知ることで活き辛さを少しでも活きやすさにできれば良いのです。 病気と言われなくても活き辛い人がいるし、病気と言われても活き活きしている人もいる。 一所懸命に活きようとする人達に寄り添いたい。2017/12/06
NEMO
1
5章にわかれており、病気についての解説・治療法・家族の接し方・社会で生きるための支援・ライフイベントなどについて、の内容。最初の2章までで半分以上を占めており、十分な情報量だと思う。病気について理解するところから、能動的に治療に取り組むまでの情報がしっかり盛り込まれているので、1500円の元はしっかりとれそう。3章の家族の接し方は順番通り読んでいたら「ご家族辛そう…」とちょっとしんどくなったけど、章の最後に家族自身のケアについても触れられているので、心が折れそうになったら一旦飛ばして読んでもいいかも。2014/04/06
言いたい放題
0
図書館にない2021/11/21