内容説明
からだ、感情、自己意識、人間関係、知能…etc.すこやかな発達のために知っておきたい最新情報を網羅。誕生から老年期にいたるまでの心理をビジュアルでわかりやすく徹底解説。発達障害など注目のテーマも紹介。
目次
序章 発達って何だろう
第1章 誕生時からある不思議な能力―胎児期・新生児期
第2章 コミュニケーションの基礎ができる―乳児期
第3章 感覚からイメージの世界へ―幼児期1
第4章 「わたし」と「あなた」の違いに気づく―幼児期2
第5章 思考力がつき、人間関係が発達する―児童期
第6章 子どもと大人の間で揺れ動く―青年期
第7章 変化し続けるこころとからだ―成人期以降
著者等紹介
林洋一[ハヤシヨウイチ]
神奈川県出身。横浜国立大学教育学部卒業後、東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程心理学専攻満期退学。臨床心理士、特別支援教育士スーパーヴァイザー(LD・ADHD等)。東京都立大学人文学部助手、白百合女子大学文学部教授、東京福祉大学社会福祉学研究科教授、報徳会宇都宮病院附属准看護学校校長を経て、いわき明星大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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むっちょむ
9
わかりやすかった。無難な育児書というイメージ。2015/01/17
さつき
5
めちゃくちゃわかりやすい。いかに子育てが大事かわかるから、子育てする人には読んでほしいな。褒めることは大事。過干渉で育ったせいで、自立心がない大人になってしまった人たくさんおるやろな。授乳でコミュニケーションを学ぶのか、うまく出来ているな。2、3歳でお母さんの気持ちがわかっていくのすごいな。言語野は20歳でやっと完成するらしい。思考力はやはりなかなか身につかないんやな。子育ては人間の成長していく姿をみることができるから、めちゃくちゃ尊いことだな。65歳以上になると、死に対して恐れを感じないってのはすごい。2021/09/13
サワ
4
第一に分かりやすかった。 図解や専門用語ごとの解説が丁寧で、初心者にも発達心理学の概要や形が伝わるように構成されている。また、ライフステージに沿って読み進める構成になっているため、青年期に影響する幼年期、老年期に影響する壮年期を確認する際に読み返しが容易に出来る。その点がありがたかった。 2020/07/14
マイケル・タクマ・ヤン
3
非常にコンパクトにまとまっており「発達心理学を概観したい」と思って読んだが、期待通りであった。胎児期から老年期まで一通りの記述されており、半分以上は胎児期から幼年期である。大人は心も体も完成されたものと思い込みがちであるが、幼児も老人も、常に心と体が変化していることを改めて認識できた。2019/11/14
nutts
3
赤ちゃんから死を迎えるまで、人の心はひたすら育ち続け、それぞれのライフステージで特有の壁にぶつかるらしい。人生を俯瞰すると、中年期(本書では40~50代)はその後を左右しかねない大きな危機がいくつか降ってくる、難儀な歳であることが分かる。う~ん、その時のためにも、今から手を打って変えておくべきことがいろいろあるなぁ。2011/09/04