振動する世界―地球も心臓もゆれている

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816346026
  • NDC分類 501.24
  • Cコード C0053

内容説明

自然界のさまざまな営み、生物や人体の運動、音や地震など、身の回りのすべては振動と不可分のものです。この振動を専門に研究する分野が「振動学」です。心臓の鼓動、生物の振動、地震、ブランコやドライビングの心地よいゆれ、楽器の演奏、振動・騒音の制御技術など、本書は、この分野の最先端に身を置く著者が、一般向けに書き下ろす発見に満ちた本です。

目次

第1章 振動とはなにか
第2章 自然界の振動
第3章 振動の基礎知識
第4章 生物たちの振動
第5章 振動するおもちゃ・楽器
第6章 乗り物の振動と対策
第7章 地震の被害と地震対策
第8章 新しい振動対策、制振

著者等紹介

鈴木浩平[スズキコウヘイ]
1942年東京都生まれ。北海道大学工学部機械工学科卒業。工学博士。東京大学生産技術研究所、東京都立大学、首都大学東京にて機械工学、地震工学の研究・教育に従事。現在、首都大学東京副オープンユニバーシティ長。東京都立大学および首都大学東京の名誉教授。日本機械学会名誉員。アメリカ機械学会(ASME)フェロー。2008年より日本地震工学会会長。日本クレーン協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

74
図書館本 人間の体(心臓はもとよりこめかみ)も振動している。眠くなった時にこめかみの振動が乱れるというのは結構意外な話でした。ゆっくり安定しそうな感じだったので。 乗り物も振動している。心地いい振動・不快な振動があるのは知っていた(通勤のバスに揺られて眠くなる)の走っていたが振動が原因で故障の原因になるというのも知らなかった。身近なテクノロジーは振動だらけ。2021/12/25

あまみ

13
図解雑学と銘打っているとおり、見開き2ページの右1ページが図かイラストです。いろいろと書かれているので、ページ順に読まないで、気になるものだけ読んだ。2022/03/03

あるにこ

10
図書館本。振動の一通りのことがわかる。基礎知識がなくとも、図で分かりやすく説明されていて理解しやすい。強制振動、自由振動、自励振動の違いや動物の歩き方も振動ととらえることができるなど新たな発見もあった。同じような本がトコトンやさしいシリーズより出ているが、個人的にはこちらが好み。2021/10/09

Skywalker

4
中学校で習った「地震の時の(弾性波の)P波(早い:7〜8km/s)とS波(遅い:3.5〜4km/h)」とは縦波(p波)と横波(S波)だったんですね。さらに、その後に、表面波(ラブ波とレイリーは)が遅れて続くんですね。2014/03/16

ととむ

1
磁場で粘性の変わるダンパーとかすげえな。どんだけ地震対策テクノロジー進んでんだ。2012/02/15

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