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殺人犯罪学

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784816345982
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0047

内容説明

通り魔殺人、無差別殺人、テロ、自殺をともなう殺人など、犯行の理由がわかりづらい殺人事件が多発しています。しかし、はじめはその理由がわからないような犯罪でも、じつは必ず動機はあります。犯行におよんだ本人さえも気づいていない動機が。本書では、日本を代表する犯罪学者であり精神科医でもある著者が、犯人の精神状態にとどまらず、殺人という犯罪に対して、さまざまな角度から考察しています。人の心の暗闇に、理性の光をあて、より深く人間を理解するための一冊です。

目次

第1章 統計から見る殺人の実態
第2章 現代日本における殺人の特徴
第3章 殺人をめぐるさまざまな研究
第4章 大量殺人・暗殺・テロ
第5章 精神障害と殺人
第6章 殺人事件のケーススタディ

著者等紹介

影山任佐[カゲヤマジンスケ]
1948年、福島県郡山市に生まれる。1972年東京医科歯科大学医学部卒業、同大学精神神経学教室に研修医として入局。74年同大学難治疾患研究所犯罪精神医学部門(後に社会医学部門)助手。78~79年文部省在外研究員としてパリ大学犯罪研究所留学。90年東京工業大学保健管理センター助教授、94年同教授。2000年同大学大学院人間環境システム専攻教授(専門分野:臨床精神医学、社会精神医学、司法・犯罪精神医学、精神保健学、精神医学史)。日本犯罪学会理事(編集委員長)・評議員、日本社会精神医学会理事、日本精神医学史学会理事、国立大学法人保健管理施設協議会副会長・メンタルヘルス委員長、大学メンタルヘルス研究会会長など。平成14年度日本犯罪学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あああ

17
興味深いです。犯罪心理学の本は多々ありますが、殺人専門は珍しい。分かりやすいですし、面白かったです♪買おう。2018/06/17

アルクシ・ガイ

3
12年近く前の発行。「自殺」に紙幅を割いているのは、自殺者がいまより多かったせいだろう。「検挙率が高くてサンプルが集めやすい点で、殺人は窃盗にまさる」とは、冷厳な学者ぶりだ。2020/12/28

kozawa

2
広く浅くよくまとまっているのでは。興味があれば各記述の信頼性については別途掘り下げた方がよさそうだけれども。2013/06/30

すのう@中四国読メの会コミュ参加中

2
今までは、裁判で責任能力のないと判断され、無罪判決を受けたものは社会に放たれることになると思っていました。善悪が判断できない者を野放しにすることとなるため、危ないのではないかと。しかし、不起訴や無罪判決が出た後、入院や通院などで観察する制度があると知り、法もきちんと補完的な制度を作っているのだと思いました。2012/05/08

源次/びめいだー

1
少し古い本ですが、ためになりました。特に「ユーモアは、自己と状況を客観視させてくれる効用を持つ」「それにより状況に飲み込まれないだけのほどよい距離感、主体的態度、自立性を保てる」というところが印象に残りました。2021/08/24

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