内容説明
壮大なスケールを持つ中国古代史を「宗教」というキーワードを用いてわかりやすく図解。
目次
序章 中国古代史概観
第1章 宗教と古代
第2章 天への畏敬
第3章 儒教の国教化
第4章 儒・仏・道三教の相剋
第5章 儒・仏・道三教の融合
第6章 中国古代国家における正統性
著者等紹介
渡邉義浩[ワタナベヨシヒロ]
1962年、東京都大田区生まれ。筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科修了、文学博士。現在、大東文化大学文学部中国学科教授。北海道教育大学函館校助教授を経て現在に至る。中国古代史が専門(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こうやん
10
キングダム、論語、三国志をきっかけに中国史に興味をもった。春秋時代、漢、三国時代は楽しく読めたがそれ以降はまったく理解出来なかった汗。図解があるが宗教の知識がないと読むことは難しいと感じた。2022/02/15
のんたん
4
歴史の教科書のような参考書のような本。各ページに図解があるのでわかりやすいが、基本的に中国史の基礎がないと難しいかも。これを読む前に『十八史略』を読んでおくことをおすすめします。2016/10/23
nori_y
4
殷~唐を古代として扱い、タイトル通り宗教を絡めて時系列に解説してくれています。末尾の方に宋~清もちらっと出て来ます。三国時代からそろそろ抜け出そうとトライ。が、図解雑学シリーズなのが裏目に出ました。説明が左ページ、図が右ページなので、大分説明が簡略化されている感あります。ビギナーにはつらい。だが、渡邉先生の講座でちょいちょい聞いたエピソードが出てくるので良い復習になりました。2016/06/03
まりん
2
秦から唐まで、古代の間に中国の社会体制は概ね完成した。裏を返せば、その後唐が倒れてからも幾度と無く政権は移り変わってきたのに、その後の社会制度に大きく変化はなかったということだ。変化の無い中国は停滞していると卑下する意見もあれば、それだけ完成した制度だったのだという論もある。周の時代を常に見つめながら時代を重ねてきた中国を支えた儒教との関係は、為政者にとって、そして民衆にとってどの様なものだったのだろうか。2018/01/20
amr
1
せっかくの図解やのに、その図解がいまいちよくなかったようなw 自分に合わなかっただけかも!2014/03/24