内容説明
人間のからだは、さまざまなしくみが複雑に関連しあって、生命活動を行っています。近年、医学・科学のめざましい発達により、今までわからなかった遺伝子や細胞レベルでおこっている活動が徐々に明らかとなり、またホルモンをはじめとした化学伝達物質の重要性や、免疫としてはたらくさまざまな防御機構のしくみがわかってきていますが、それらのはたらきの巧妙さ・精緻さは実に驚くべきものがあります。本書は、そういった人体のしくみや機能について、身近な題材を中心とした『Q&A』方式で、わかりやすく理解できるように構成してあります。
目次
第1章 脳・神経・精神の疑問
第2章 呼吸器の疑問
第3章 心臓・血管の疑問
第4章 血液・免疫の疑問
第5章 消化器の疑問
第6章 泌尿器・生殖器の疑問
第7章 感覚器の疑問
第8章 骨・筋肉・皮膚の疑問
第9章 細胞・健康の疑問
著者等紹介
安藤幸夫[アンドウユキオ]
1952年東京慈恵会医科大学卒業。聖路加クリニック院長。元聖路加国際病院副院長、同病院名誉医長。日本人間ドック学会理事、日本老年医学会特別会員。内科医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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T2C_
2
浅く広く。特に脳に関することや、自律神経に関することが役立ちそうな気配。ドーパミン、ノルアドレナリンやセロトニン、アセチルコリン、グルタミンが多すぎても少なすぎてもマイナスに作用する、というのは、常識かもしれないが個人的には結構新鮮だった。また、しっかりと考えたことは無かったので、子の血液型の決まり方なども面白かった。話の種にでもなれば幸い。2017/01/24
hashiyasume
2
人体についての身近な知識が簡単にまとめられていて面白い。学生時代を思い出した。「男性は右脳が優位で空間認知能力(方向感覚)に優れるのに対して、女性は左右の脳をバランス良く使え、言語能力に優れているのは、脳の構造上、右脳と左脳をつなぐ脳梁や前交連という部分が女性の方が太いため、左右の脳の連絡が活発になるのではないかと推測される」など、おもしろい雑学的な要素が散りばめられた一冊。2012/07/15
shigoro
2
中学の授業で習ったことのある人体のしくみを改めて読むと、なんとなく覚えていた臓器の働きが整理されて分かり、あの時感じなかった面白さも見えるようになった。あたり前のように毎日、体の中で酷使している部分を視野が広くなった大人の視点で見れる。理科室のちょっとグロテスクなあの人体模型を再度見たくなった。2011/04/17
のり
0
学校でならったような内容、今後もちょこちょこ身体について学んでいきたいと思った。2021/03/18
Kiyoshi Ohshima
0
人間のからだは雑学のかたまり。くしゃみのスピードは160m/秒、せきは100m/秒にも。異物が入ると肺が広がり吸気が起こり、次に肺の内圧があがり急激な呼気が発生。この冬もフル稼動。2014/11/04
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