内容説明
原子よりも小さいミクロの世界をとりあつかう量子力学。ノーベル物理学賞を受賞したリチャード・P・ファインマンの名言「実際、それはミステリー以外の何ものでもない」からもわかるように、非常に複雑です。本書は難解で複雑な量子力学を、比較的容易にできる実験や、興味深いエピソードをおりまぜながらわかりやすく解説しました。特に、量子力学の特徴的な概念である「重ね合わせの原理」については、多くのページを割いて入念に説明しています。
目次
1 不思議な常識と量子
2 身の回りのもので調べる量子と原子の世界
3 量子力学のルールと重ね合わせ
4 重ね合わせ、量子コンピュータ、暗号解読
5 不確定性関係と量子暗号
6 量子からみ合いと量子テレポーテーション
7 量子力学に謎を突きつけるブラックホール
著者等紹介
夏梅誠[ナツウメマコト]
1967年生まれ。高エネルギー加速器研究機構助手。テキサス大学オースチン校でPh.D.取得。うち3年間は、指導教官の異動に伴いカリフォルニア大学サンタバーバラ校で過ごす。おもな研究分野は、超ひも理論
二間瀬敏史[フタマセトシフミ]
1953年、札幌市生まれ。京都大学理学部卒業。ウェールズ大学カーディフ校博士課程修了。東北大学大学院理学研究科天文学専攻、教授。一般相対論、宇宙論の理論的研究が専門であるが、最近ではすばる望遠鏡で重力レンズ現象の観測的研究も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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