内容説明
バイクは物理学とメカニズムの宝庫です。たとえば、ブレーキでは「摩擦」を、油圧操作系では「パスカルの原理」を、キャブレターでは「負圧」を利用しています。それらを、実際にバイクに乗っている人、これから乗ってみたいと思っている人に向けて、わかりやすく解説しているのが本書です。
目次
1 バイクという乗り物
2 バイクのエンジンを考える
3 バイク用エンジンのしくみ
4 エンジンを補助する装置のしくみ
5 動力を伝達する装置のしくみ
6 走行用・停止用装置のしくみ
7 車体まわりの装置のしくみ
著者等紹介
神谷忠[カミヤタダシ]
元本田技術研究所勤務。高速操縦安定性の研究、ホンダNRロードレーサー開発(完成車試験研究部門チーフ)などを行い、HRC(ホンダレーシング)モトクロスチーム初代監督として、ホンダを初のチャンピオンに導く。(財)MFJロードレース委員会副委員長・安全対策委員長、ダートトラック部会部会長など多数の役職を兼任。二輪車運転指導及びテクニカルスクールの講師として各講習会等で指導も行う。また、災害ボランティアネットワーク埼玉・バイク災害救助隊隊長としても活躍
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感想・レビュー
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kochi
18
単純なようで奥の深いバイクのしくみをシンプルにシンプルに説明。シンプルすぎかも。2サイクルエンジンの見事なしくみに感動して、頭のなかで復習中。混合気を吸入して・・・2012/09/23
羊の国のひつじ
4
原付を修理に出し元気になって戻ってきたのですが、どこが悪かったのかわからないのも悲しいので読んでみた。エンジンについて輪郭は理解したという感じです。4ストの水冷エンジンの原付にしといてよかった。2017/06/30
幸野進
0
バイクの構造・機能を他人にわかりやすく説明するにはうってつけ。ここから専門的分野に入っていけばいい。絵入りで要点を絞った文が良い。
tk
0
『バイクの不思議』の方が良かった。2011/01/08