内容説明
本書は、親鸞聖人が長年にわたる学問と修行の結果、到達した宗教的境地である“浄土真宗”の思想や教え、歴史を、できるだけわかりやすく、平易な文章と豊富な写真、イラストで解説した。
目次
第1章 仏教のなかの浄土真宗
第2章 浄土真宗とは
第3章 親鸞の生涯
第4章 浄土真宗の聖教(教えをしるした書物)
第5章 浄土真宗の礼拝対象
第6章 教団の形成
第7章 教団の発展
第8章 真宗門徒と大名
第9章 本願寺の東西分派
第10章 江戸時代の浄土真宗
第11章 近現代の浄土真宗
著者等紹介
千葉乗隆[チバジョウリュウ]
1921年、徳島県に生まれる。1944年、龍谷大学文学部国史学科を卒業。文学博士。龍谷大学教授、学長、本願寺史料研究所所長、相愛学園学園長など歴任。龍谷大学名誉教授、国際仏教文化協会理事長
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感想・レビュー
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nbhd
19
図解雑学シリーズとはいえ侮るなかれ、「超骨太」な一冊だ。とくに紙幅を費やしてある真宗史はオモシロの連続で大満足。それもそのはず、著者は真宗系大学で教壇に立つ学識者(そして念仏者)。メモっておきたいことが山ほどあるのだけど「ココよ!」というのを挙げるなら、行間からコボれる著者の「嘆息」だろう。親鸞死後の本願寺教団史は後継ぎをめぐる闘争や世俗の覇者との癒着ナド、決して誇れる歴史ではない。史的事実の著述が続く一方で、ときおり叫びにも似た著者の痛切なため息が漏れてきて、だから、そこはちょっと泣ける。2016/05/11
つっきーよ
2
浄土真宗の中身、思想哲学に興味を持ったのだがそこに関してはあまり書かれておらず残念だった。 あくまで歴史学としての浄土真宗だった。2018/06/27
舟江
0
約800年も続くと、こんなこともあるんだなあ~。 また、聖徳太子が親鸞を拝んでいる図には笑ってしまった。こんなことをしているので、信用のない宗派となってしまったと思う。2016/02/06
ホシ
0
がっちり浄土真宗のお勉強(笑)2016/01/14
神崎
0
資料として。宗教としての本質的よりも真宗の歴史と言った方が正しい。2012/05/02