内容説明
Java3DはSunによるJavaの標準的な3DCG(三次元コンピュータグラフィックス)APIです。Java3D以前にもJavaを使った3DCG APIはいくつか存在しましたが、Sunによって3DCGの分野の標準的なAPIが提供され、ランタイムフリーで公開されることでJavaを使った3DCGの世界が大きく広がりました。本書は、プログラミング歴のある中級者向けに、この仕様に基づいた3Dグラフィック、アニメーションのプログラミングをマスターさせる目的で書かれた、まとまった唯一の本です。付録として、Java3Dによるコンピュータグラフィックスの数学を詳説しています。
目次
第1章 ようこそJava3Dの世界へ
第2章 Java3D開発環境のインストール
第3章 Java3D入門編―自転する地球のアプレットを作ってみよう
第4章 アプレットをブラウザ(Internet Explorer)で動作させる
第5章 Java3D初級編―物体を定義する
第6章 テクスチャマッピング
第7章 Java3D中級編―物体にリアリティを加える
第8章 Java3D上級編イベント処理―Behavior
第9章 アニメーションに挑戦―Interpolator
第10章 おわりに
付録 javax.vecmathパッケージ詳説―Java3Dの数学
著者等紹介
安藤幸央[アンドウユキオ]
1970年北海道生まれ。現在、株式会社エクサ、ビジュアルシステムソリューション部所属。フォトリアリスティック3次元コンピュータグラフィックス、リアルタイムグラフィックスやネットワークを利用した各種開発業務に携わる。コンピュータ自動彩色システムや3次元イメージ検索システム大規模データ可視化システム、リアルタイムCG投影システム、建築業界、エンターテインメント向け3次元CGソフトの開発、インターネットベースのコンピュータグラフィックスシステムなどを手掛ける。また、Java、Web3D、OpenGL、3DCGの情報源となるWebページをまとめている。OpenGL_Japan(Member)、SIGGRAPH TOKYO(Vice Chairman)
えんどうやすゆき[エンドウヤスユキ]
1959年東京生まれ。1980年東京工業高等専門学校電子工学科中退後、様々な職業を経験する。1998年株式会社タイムインターメディアに入社
平鍋健児[ヒラナベケンジ]
1989年東京大学工学部卒業後、3次元CAD、リアルタイムシステム、UMLエディタなどの開発を経て、現在(株)永和システムマネジメントにてオブジェクト指向開発を研究、実践。XPの日本メーリングリストXP‐jpを運営。Java3D vecmathパッケージの非公式実装である、http://ObjectClub.esm.co.jp/vecmath/の著者
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。