感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
6
長岡藩の改革者河井継之助を描いた作品。豪放磊落で目上にも物怖じせず反論するから藩主には実力は認められるものの、老家老に嫌われたため前半生は頭を抑えられ、その反動か遊郭等で遊びまくる。家老引退後は筆頭家老に任じられ、一変して無駄を省き借金国から西洋の軍備を整えられるほどの金持ちになり、薩長以外は眼中にない朝廷側に立ち向かい玉砕する人物が面白くなくなるわけがない。ちょっと猪突猛進なところがあるがそれも愛嬌か。他作品に比べるとより女癖が誇張されてる気がする。高杉晋作に似てるな、やはり。2016/11/11