内容説明
「コンピュータ科学基礎」は、ほとんどの情報処理試験で出題されているジャンルであるとともに、もっとも難しいジャンルとされている。それは、符号化理論や論理学、集合論、形式言語理論、オートマトン理論、グラフ理論、プログラミング論など、基礎的な理論を含んでいるためで本書は、そうした理論を中心としたコンピュータ科学について、図版を豊富に使って、しっかり理論できるように丁寧に解説した。
目次
1 コンピュータサイエンスと符号化理論の基礎
2 論理学の基礎
3 集合論の基礎
4 形式言語理論の基礎
5 オートマトン理論の基礎
6 グラフ理論の基礎
7 プログラミング論の基礎
著者等紹介
河村一樹[カワムラカズキ]
1955年、東京生まれ。立教大学理学部卒、日本大学大学院理工学研究科博士前期課程(電子工学専攻)修了、博士(工学)。尚美学園短期大学、宮城大学を経て、現在、東京国際大学商学部経営情報学科教授。情報教育工学が専門。情報処理学会情報処理教育委員会やコンピュータと教育研究会などで調査研究活動を進めている
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トルネードG&T
0
情報科学の様々な分野についてざっくり学べる概説書として書かれた本。そのコンセプト自体は図解雑学シリーズに適した問題のないものなのだが、未解説のものを含む専門用語や数学的概念の多用と図解雑学シリーズ故の章立てのあいまいさからいまいち分かりにくい本になってしまっている。情報科学に関する授業の教科書として用い説明不足の部分は適宜解説するというような利用法が一番良いように思われる。2016/05/24
新平
0
情報処理試験の各分野がどうつながっているのかを俯瞰できる。見通しがよくなって、学習するモチベーションが少し上がる。しかいながら内容を頭に入れるためには、各分野で地道に例題とか解いて、身につけないとならないなと。2013/04/27
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