内容説明
名言にはそれぞれ言い知れぬリズムがある。先人たちが生涯の重大事に際して、叡智の深みから発した一句一句が、国民の歴史的自覚を、強く喚起する!
目次
大伴家持―万葉集は日本人の生命の泉
世阿弥元清―初心忘るべからず良寛―良寛に辞世あるかと人問はば南無阿弥陀仏
松尾芭蕉―松の事は松に習へ、竹の事は竹に習へ
源信―人の為に常に芳心あるべし
佐久間象山―人を安んずるは、即ち自ら安んずる所以なり
道元―不惜身命なり、但惜身命なり
高山樗牛―文は人なり
本居宣長―歌をよまでは、古の世のくはしき意
森鴎外―打明け過ぐるも悪しく、物隠すやうに〔ほか〕
著者等紹介
永田龍太郎[ナガタリュウタロウ]
1930年生まれ。45年陸軍幼年学校入校、当年終戦。東京大学・通信社記者を経て66年出版社創立。同年「詩と散文」(英文学専門誌)主宰、77年「連峰」同人による月刊雑誌主宰。現在国際俳句交流協会専務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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