出版社内容情報
《内容》 本セミナーは,1990年以来10年以上の実績を誇り,常に本領域における最新データを提供して来た. 11冊目となる本書は,これまでの蓄積の中より取捨選択された知識の神髄と,日進月歩で飛躍的な進歩をみせる最前線の現状を織り交ぜ,リウマチ病の新世紀を見据える好著となっている. 《目次》 ●炎症リウマチ 結節性多発動脈炎と顕微鏡的多発血管炎/新しい炎症性ミオパチー/SLEと妊娠/サルコイドーシスの皮膚病変●骨関節,脊椎,神経 股関節症の疫学/Gorham's disease/myositis ossificans progressiva/paraneoplastic syndromeとしてのリウマチ病/chondrodysplasia 1999/透析に関連して出現するリウマチ症状/仙腸関節の解剖病理/histiocytosis/hyperlipidemiaとリウマチ症状●燐・カルシウム代謝 骨粗鬆症とselective estrogen receptor modulators/低リン血症/骨粗鬆症の遺伝子●検 査 法 MRアンギオグラフィー●生物学的反応 補体系とリウマチ病/慢性関節リウマチの病因遺伝子/一酸化窒素と関節炎/軟骨の再生●治療と副作用 RAに対するステロイド経口投与療法の位置づけ/新しいDMARDs/頸椎の神経ブロック療法/リウマチ性疾患の疼痛対策/膝関節OAの関節洗浄効果/脊髄損傷と治療適応/抗菌剤と炎症リウマチ/患者教育●手 術 整形外科における生体材料の進歩/新しい指人工関節
内容説明
リウマチ患者が非常に多いことは、WHOと国連が“骨・関節の10”というキャッチフレーズで、リウマチ病の対策に乗り出してきたことからも明らかである。この数の多い患者を専門的に扱う医者が必要なことは言うまでもない。この医者は四肢・脊椎の骨・関節に関する広い知識と治療手技を身につけていなければならない。痛みを抑えたり、除去したりする技術を駆使できることは望ましいが、まずうまく診断できて、その病気の予後についてよくわかっている必要がある。本書ではこのようなリウマチ医の期待に応えるように心がけてテーマを選択した。
目次
炎症リウマチ
骨関節、脊椎、神経
燐・カルシウム代謝
検査法
生物学的反応
治療と副作用
手術