出版社内容情報
"《内容》 肛門疾患は発生頻度の高いありふれた病気であるが，肛門管は複雑な生理機能を備えた部位であり，その診療には十分な知識と配慮，十分なトレーニングが必要である．しかしながら肛門病専門医の数は少なく，大学などでも充分な教育がされていないのが実情である．本書は，そのような現状を踏まえて，肛門疾患専門医のみならず，ふだん肛門疾患に馴染みのない一般臨床医の方々を対象として企画された． 本書の最大の特色は単なる知識の羅列や他論文の引用ではなく，実際に肛門診療の第一線で活躍する執筆陣により，豊富な経験に裏づけされた実践的な内容が充分に盛り込まれている点にある．90余点ものカラーと簡潔な解説によって，明日からの臨床に即応できる確かな知識の習得に最適の書としてご購読をお薦めする． 《目次》 第1章 肛門疾患診療の現況と展望, １．痔核／２．裂肛／３．痔瘻 第2章 肛門管の局所解剖と生理, １．解剖学的肛門管と外科的肛門管／２．肛門管の上皮／３．肛門管を構成する筋組織／４．肛門周囲間隙／５．肛門管の血管／６．肛門管の神経／７．肛門管の生理 第3章 肛門診察の実際 A．肛門診察の心構え／Ｂ．診察体位／Ｃ．肛門診察の流れ／Ｄ．肛門診察の実際 第4章 肛門疾患の治療 A．痔核／Ｂ．痔瘻／Ｃ．裂肛／Ｄ．その他の肛門疾患／Ｃ．術後管理"
内容説明
本書では、肛門疾患診療の現況と展望を概説後、肛門管の解剖生理から始まって肛門診察の実際を、また中心である肛門疾患の治療は痔核、痔瘻、裂肛、その他の肛門疾患と、最近のトピックである直腸肛門機能障害に分けて十分に述べ、最後は肛門疾患の術前・術後管理について触れている。
目次
１ 肛門疾患診療の現況と展望（痔核；裂肛 ほか）
２ 肛門管の局所解剖と生理（解剖学的肛門管と外科的肛門管；肛門管の上皮 ほか）
３ 肛門診察の実際（肛門診察の心構え；診察体位 ほか）
４ 肛門疾患の治療（痔核；痔瘻 ほか）
５ 肛門疾患患者の術前・術後管理（術前全身管理；術前処置・管理と術中管理 ほか）
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