出版社内容情報
《内容》 ■本書ではパーキンソン病をはじめその類縁疾患のすべてを取り上げ、診断と治療がスムーズに行えることに重点を置いて構成.的確な診断に役立つよう、それぞれについての臨床症状ができるだけ詳細に記載されている. ■本症治療の中核となる薬物療法について、それぞれの病態に即した投与法を日常の臨床にそって具体的に述べ、またそれらを実施していくうえで必要と思われる各治療薬の薬効・薬物動態についての知識を詳説した. ■脳外科的治療の適用.特殊病型や病理、画像診断、リハビリテーションなどについても、それぞれの専門分野で活躍する執筆者によって解説した. 《目次》 □主要内容□1. 診断の進め方・鑑別診断 2. 病型診断に必要な検査 3. 治療の実際4. 将来の治療と展望-まとめ
目次
1 診断の進め方・鑑別診断(診断の進め方;Parkinson病;血管性parkinsonism;薬物性parkinsonism;若年性parkinsonism;正常圧水頭症によるparkinsonism;脳腫瘍によるparkinsonism;外傷後parkinsonism;その他の原因〈脳炎後、中毒性、代謝異常〉によるparkinsonism;進行性核上性麻痺;線条体黒質変性症;Shy‐Drager症候群;本態性振戦;Creutzfeldt‐Jakob病〈CJD〉;Diffuse Lewy body disease;その他の疾患;鑑別のポイント)
2 病型診断に必要な検査―一般検査を除く(画像診断;剖検脳の変化)
3 治療の実際(抗Parkinson病剤について;リハビリテーション;外科的治療の適応基準)
4 将来の治療と展望―まとめ