出版社内容情報
俳優でもなく監督でもないが、この人なくして映画は語れない――。『日曜洋画劇場』の解説で人気を博した「サヨナラおじさん」こと淀川長治。映画会社の宣伝員、雑誌編集者、批評家など、いくつもの顔をもつこの人物は何者だったのか。膨大な資料を博捜し、多様な価値観を包摂する変革者=映画人の思想・仕事・人生を描きあげる。
内容説明
俳優でもなく監督でもないが、この人なくして映画は語れない。『日曜洋画劇場』の解説で人気を博した「サヨナラおじさん」こと淀川長治。映画会社の宣伝員、雑誌編集者、批評家など、いくつもの顔をもつこの人物は何者だったのか。膨大な資料を博捜し、多様な価値観を包摂する変革者=映画人の思想・仕事・人生を描きあげる。
目次
プロローグ―「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」を超えて
第1章 下町のモダン・ボーイ
第2章 映画狂の開花
第3章 アメリカ映画の商人
第4章 戦争・東宝・セントラル
第5章 映画運動の勃興
第6章 編集から批評へ
第7章 ブラウン管の劇場
第8章 黄昏期の伝道師
第9章 「日本映画は観ていない」
エピローグ―淀川長治の死を超えて
著者等紹介
北村洋[キタムラヒロシ]
1971年京都市に生まれる。現在、ウィリアム・アンド・メアリー大学准教授。著訳書『敗戦とハリウッド―占領下日本の文化再建』(名古屋大学出版会、2014年)Screening Enlightenment:Hollywood and the Cultural Reconstruction of Defeated Japan(Cornell University Press、2010、アメリカ学会清水博賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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