出版社内容情報
ヒト・モノ・アイデアの活発な移動、メガシティや新宗教の出現、市民の政治参加とその浸蝕──。西地中海から中央アジアまでひろがった言語・制度・文化は、在地社会と交わりながらかつてない光景をもたらした。ローマ支配下でも継続したギリシア人の「グローバル」な拡散・統合を、500年のスパンで展望する画期的通史。
内容説明
「グローバル」な世界が立ちあらわれる。ヒト・モノ・アイデアの活発な移動、メガシテイや新宗教の出現、市民の政治参加とその侵蝕―。西地中海から中央アジアまでひろがった言語・制度・文化は、在地社会と交わりながらかつてない光景をもたらした。ローマ支配下でも継続したギリシア人の拡散・統合のあゆみを、500年のスパンで展望する画期的通史。
目次
第1章 すべてはどうはじまったのか(前三五六年~前三二三年)―マケドニアからオイクメネへ
第2章 後継者たち(前三二三年~前二七五年)―王国を作った山師たち
第3章 短い三世紀の「古い」ギリシア(前二七九年~前二一七年)―生存・自由・覇権を求める闘い
第4章 プトレマイオス朝の黄金時代(前二八三年~前二一七年)
第5章 王と王国
第6章 連邦と帝国の世界のなかでの都市国家
第7章 絡まり合い(前二二一年~前一八八年)―ローマの登場
第8章 ギリシア国家からローマ属州へ(前一八八年~前一二九年)
第9章 アジアとエジプトのヘレニズム王国の衰亡(前一八八年~前八〇年)
第10章 来寇する野心家たちの戦場(前八八年~前三〇年)
第11章 ローマ期東方(前三〇年~一三八年)―地方の歴史とそのグローバルな背景
第12章 アウグストゥスからハドリアヌスまでの皇帝、都市、属州(前三〇年~一三八年)
第13章 社会経済状況―ギリシア都市から「普遍的」ネットワークへ
第14章 社会と文化の流行―恩恵施与者、自発団体、エペボス、運動競技者、女性、奴隷
第15章 都市の儀礼から大神主義へ―コスモポリタニズム世界の諸宗教
第16章 ギリシア人とオイクメネ
著者等紹介
藤井崇[フジイタカシ]
1978年山口県に生まれる。現在、京都大学大学院文学研究科准教授、Dr.phil.(古代史・刻文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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