出版社内容情報
有限性の忘却に抗して、今ここにある生の哲学へ――。「死後の生」を超え、我々が〈自由な時間〉を生きる社会とはいかなるものか。ハイデガーやデリダの難解さを脱し、アーレントとは別の仕方で、グローバル資本主義下の人間の条件を洞察、それを超え出るヴィジョンを提起する。
内容説明
有限性の忘却に抗して今ここにある生の哲学へ―。「死後の生」を超え、我々が“自由な時間”を生きる社会とはどのようなものか。ハイデガーやデリダの難解さを脱し、アーレントとは別の仕方で、グローバル資主義下の人間の条件を洞察、それを超え出るヴィジョンを提起する。
目次
第1部 世俗的信(信;愛;責任)
第2部 精神的自由(自然的自由と精神的自由;私たちの有限な時間の価値;民主社会主義)
私たちの唯一の生
著者等紹介
ヘグルンド,マーティン[ヘグルンド,マーティン] [H¨agglund,Martin]
1976年スウェーデン生まれ。2011年にコーネル大学にて博士号を取得。現在、イェール大学教授。本書『この生』によりアメリカ比較文学会のルネ・ウェレック賞を受賞
宮〓裕助[ミヤザキユウスケ]
新潟大学准教授などを経て、専修大学文学部教授
木内久美子[キウチクミコ]
東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授
小田透[オダトオル]
静岡県立大学言語コミュニケーション研究センター特任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。