出版社内容情報
勤勉な農夫、貪欲な高利貸し、病を癒す魔術師――。公証人テラード一族の家長たちは、宗教戦争を経て訪れたあらたな時代を記録する。彼らが生きた物質的・精神的世界とその変容を、農村から都市にひろがる人々の?がりとともに活写しながら、公証人が持つ「書くこと」の力に迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人生ゴルディアス
6
てっきり村の公証人の記録簿から見る、村で起きた様々な事件の解説かと思ったら違った。たまーに遭遇する、天体望遠鏡で家の中を覗く系の本で、ある公証人一族が残した家政書から、彼らの生きた物質的世界、精神世界、そして人間社会を浮き彫りにしようという本……なんだけど、この手のは労作だとわかるんだけどいっつも焦点が定まってなくて、読み終わってみると何も残ってない。読み手の力不足と言われたらそれまでだが、文章が衒学的過ぎて誰かに何かを伝えるつもりがあるととても思えないんですよね。2023/01/21
takao
1
ふむ2025/04/08
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