出版社内容情報
米中両大国のはざまで見落とされてきた台湾の「大陸反攻」をはじめて解明。大陸奪還と中国統一を目標に展開された軍事・外交政策の実像とその変容を、「?経国日記」など最新の資料から浮き彫りにするとともに、今日の東アジア国際政治の最大の焦点となっている台湾海峡危機の全体像を歴史的視野で描き出す。
内容説明
米中両大国のはざまで見落とされてきた台湾の「大陸反攻」をはじめて解明。大陸奪還と中国統一を目標に展開された軍事・外交政策の実像とその変容を最新の資料から浮き彫りにするとともに、今日の東アジア国際政治の最大の焦点となっている台湾海峡危機の全体像を歴史的視野で描き出す。
目次
序章 大陸反攻と台湾
第1章 大陸反攻の起源とその展開―一九四九~一九五七
第2章 「蒋介石=ダレス共同コミュニケ」と大陸反攻―一九五七~一九六〇
第3章 「攻勢作戦」の限界と「攻守一体」への転換―一九六一~一九六九
第4章 ニクソンの対中接近と蒋経国への権力移行―一九六九~一九七二
第5章 「予想される対米断交」と蒋介石死後の大陸反攻―一九七二~一九七八
第6章 蒋経国の総統就任と米華相互防衛条約の終了―一九七八~一九八三
第7章 大陸政策の再定義と大陸反攻任務の解除―一九八四~一九九一
終章 台湾に在る中華民国政府の選択
著者等紹介
五十嵐隆幸[イガラシタカユキ]
1975年生。2020年防衛大学校総合安全保障研究科後期課程修了。現在、防衛大学校防衛学教育学群准教授、博士(安全保障学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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