東アジアのなかの満鉄―鉄道帝国のフロンティア

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東アジアのなかの満鉄―鉄道帝国のフロンティア

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  • サイズ A5判/ページ数 630p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815810139
  • NDC分類 686.222
  • Cコード C3022

内容説明

帝国拡大の原動力となり、世界でも最高水準を誇った満鉄の鉄道技術はいかにして伝播していったのか。見過ごされてきた本業・鉄道業の姿をはじめて解明、その経済的・技術的インパクトを数量的に位置づけるとともに、東アジア鉄道システムの形成から、戦後再編の新たな全体像を描き出す。

目次

鉄道帝国と満鉄
第1部 技術と効率(満鉄における鉄道事業の展開と経営実態―効率と収益;全要素生産性(TFP)比較分析―日本、台湾、朝鮮、満洲
「満鉄型」技術の形成と洗練化―移植と伝播)
第2部 労働と賃金(労働力構成と労務管理―鉄道業を中心として;賃金制度の形成と変容―「満鉄大家族主義」の物質的基盤;満鉄鉄路総局における人的運営―「素質向上」と「人の和」;社員会の組織と運営―「鵺」と「大家族主義」)
第3部 拡張と戦争(第一次世界大戦以降の山東鉄道―最初の社員派遣と占領鉄道の運営;満洲国国有鉄道の委託経営―社線から国線へ、さらに北鮮線へ;鉄道警護と鉄道愛護運動の展開―「王道は鉄道より」;戦時下満鉄の輸送船―輸送統制とその実態)
第4部 解放と再編(ソ連軍の満鉄接収と国民政府の東北鉄路管理―植民地鉄道からの戦後再編(1)
中国共産党の「新型鉄路」と新中国建設―植民地鉄道からの戦後再編(2)
新中国鉄道における大躍進運動と文化大革命―計画経済下の技術停滞)
東アジア鉄道史のなかの満鉄

著者等紹介

林采成[イムチェソン]
1969年韓国・ソウル市に生まれる。1992年ソウル大学校社会大学国際経済学科卒業。1995年ソウル大学校農業経済学研究科修士課程修了。2002年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。2004年韓国培材大学校外国語大学専任講師。同助教授、ソウル大学校日本研究所助教授等をへて、現在、立教大学経済学部教授、博士(経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゲオルギオ・ハーン

25
南満州鉄道(以下、満鉄)の鉄道事業を特に研究、さらに戦後の中国の鉄道政策についても言及した重厚なボリュームの一冊。満鉄が日本本国よりも高収益、高い効率性を実現できたのは日本と違い広軌へと改軌し、重量物対応で強度の高い線路に補強することもした他、車両・線路をアメリカ製で統一し、先進的な設備も積極的に取り入れた。組織制度も整え、戦争の展開による人手不足も中級以下は中国人を傭人扱いで傭い人件費を低く抑えていた。結果日本の7%程度の長さしかないのに利益は日本の鉄道会社の7倍という驚異的な数字を叩き出している。2021/11/11

BLACK無糖好き

19
満鉄の鉄道事業の分析を通して、東アジアにおける鉄道技術の移転と現地化を戦前から戦後にかけて見ていく。満鉄の高い効率性と収益性と優れた鉄道技術がどのように形成されたか、豊富な統計データなどから明らかにされる。労働政策や賃金政策についても細かい分析がなされる。◇満鉄がソ連軍に接収された後、旧満洲鉄道の管理が国府側と中ソ共同管理の二元的に分かれ、そこへ中共も加わる中で、日本人技術者の留用による技術の継承も図られる。この混乱した過渡期においても、細かなデータを用いて鉄道事業再編までの経緯が記される。ここは注目。2022/02/11

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