海軍技術者の戦後史―復興・高度成長・防衛

個数:

海軍技術者の戦後史―復興・高度成長・防衛

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月23日 18時57分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 250p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784815809430
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C3021

内容説明

新幹線から防衛まで。戦後日本の復興と発展に、海軍技術者たちが果たした役割とは何か。造船、自動車、新幹線開発、土木などで高度成長を下支えした技術継受の全体像を復元、防衛生産も視野にその質的・量的インパクトを客観的に叙述するとともに、技術者たちの敗戦経験の歴史的特質をも浮き彫りにする。

目次

序章 海軍技術者とは誰か
第1章 造船王国の担い手へ―元海軍造船技術者の戦後
第2章 輸送機械・産業機械・電機へ―元海軍技術科(造機)士官の戦後
第3章 土木国家の源流―元海軍施設系技術者の戦後
第4章 流転する海軍将校―海軍機関学校卒業生の戦後
第5章 エリート技術者たちの悔恨と自覚―国有鉄道転入技術者・引き揚げ技術者の戦後
第6章 戦後防衛政策への展開―海空技術懇談会の設立とその活動
終章 軍民転換の歴史的特質

著者等紹介

沢井実[サワイミノル]
1953年生。1978年国際基督教大学教養学部卒業。1983年東京大学大学院経済学研究科第二種博士課程単位取得退学。現在、南山大学経営学部教授、大阪大学名誉教授、博士(経済学)。主著:『近代日本の研究開発体制』(名古屋大学出版会、2012年、日経・経済図書文化賞、企業家研究フォーラム賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

無重力蜜柑

8
大日本帝国の海軍技術者(技術士官、技師、技手)が戦後に辿った経歴や発言の記録をもとに、彼らが戦後日本の高度経済成長や再軍備に果たした役割を描く。大量の史資料を渉猟、整理した超労作。名簿などに記録の残っている個々の技術者の経歴や発言を並列し続け、最後に総括を少し載せるという緻密な実証的構成になっているが、緻密すぎて少し眠い。資料的価値はある。戦後の海軍技術者の動向を左右したのは帝国海軍消滅と公職追放で、個人的・組織的ネットワークを通じてその動乱を生き延びた彼らの様子がよく見える。2022/08/21

Mealla0v0

5
戦前・戦中に動員された軍事技術者は戦後民間部門に散っていくが、その過程と海軍経験の意義を示す堅実な実証研究。技術者の再就職先に、他省への移転、新興企業など民間部門への就職が挙げられているが、民間では海軍で培ったネットワークが機能していたようだ。また、海軍技術者たちは「技術的後進性の痛切な自覚と後進性からの脱却こそ生き残った者の使命とする意識」=技術ナショナリズムを共有していたという。個人的には、技術者たちが、労働運動の激化が復興事業の妨げになることを懸念して第二組合を結成し労働運動を分断した点が興味深い。2022/12/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13594177
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。