内容説明
専門家たちとの対話を重ねる中で浮き彫りになった、ADという存在の曖昧さと、単一の病因を求めるモデルの限界。では、研究はどう進められるべきか。臨床診断の結果や遺伝的リスクはいかに理解されるべきか。患者や家族になされるべきことは何か。社会の高齢化にともなう不可避の「謎」と向き合う視座を与える。
目次
はじめに
第1章 アルツハイマー病の構築
第2章 アルツハイマー病の基準化を目指して
第3章 アルツハイマー病予防への道
第4章 体内に潜むリスクの顕在化
第5章 アルツハイマー病遺伝子―予告と予防のバイオマーカー
第6章 ゲノムワイド関連解析―バックトゥザフューチャー
第7章 具現化した前兆とともに生きる
第8章 いつ訪れるかわからないチャンス、そして運命の奪還
第9章 解決しがたい問題に取り組む
おわりに
著者等紹介
ロック,マーガレット[ロック,マーガレット] [Lock,Margaret]
1936年、英国ケント州生まれ。医療人類学の第一人者であり、日本と北米をおもなフィールドとして長年にわたり精力的に研究を行なってきた。キラム賞、ステイリー賞など受賞も多数。マギル大学医療社会学部・文化人類学部教授、カナダ・ロイヤル・ソサエティ会員
坂川雅子[サカガワマサコ]
1934年、東京都に生まれる。1960年、東京大学大学院修士課程修了。桐朋学園大学教授、長野県看護大学教授を経て、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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