出版社内容情報
私には、あらいぐまの気持ちが、いたいほどわかる。
あなたも一緒に、いたがりませんか?---ヨシタケシンスケ
どうしても、人とくらべてしまうあなたに、
人のものがうらやましくなってしまうあなたに、
自分に自信のもてないあなたに贈る、おっとりあらいぐまの自分さがしの物語。
“アライグマはきれいずき”というイメージにとらわれ、思い切っていろいろ捨ててしまったアライグマのぼく。
すっかりきれいになった部屋だけど、どうしても落ち着かなくて「やっぱり 返してもらいに行こう」と旅に出た先は、天国、深海、宇宙--!
困難な旅を続け、ひとつずつ自分にとっての宝物をみつけていく物語です。
カラフル、ユーモア、摩訶不思議。
伊藤ハムスターの不思議な世界へようこそ!!
内容説明
てばなしてきがついた。ぼくのほんとうにだいじなもの。ぼくといっしょにぼくの“たからものたち”をさがしてくれませんか。
著者等紹介
伊藤ハムスター[イトウハムスター]
多摩美術大学油絵科卒。クスッと笑ってしまうネタを添えた絵が人気のイラストレーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
35
片付いていない部屋は嫌だけど、好きなものがない殺風景な部屋も嫌かも。片付いて好きなものがある部屋が理想だけど、そうなっているかと自問・・笑。断捨離しなきゃ。探し絵要素もあり、読んだ後また楽しめる1冊。2024/09/14
凛
18
『ウォーリーを探せ』と同じような絵さがし絵本。昔どハマりしてたなあという記憶が蘇り懐かしい気持ちになる。ポップなイラストが良く、子供の絵さがし本として楽しめる一面と共に、断捨離について考えさせてくれる。何もかも捨てるというよりは、本当に必要なものだけを残すということが大切なんだなと思います。2024/08/14
ゆるまる子
14
カラフルでPOPなイラストがかわいい。好きなモノにかこまれてごちゃごちゃした部屋に暮らすあらいぐま、手放してわかる大切なもの。モノがあふれる時代なので向き合うために良い本です。何が必要で大切なのか、子供の教育にも役立ちそう!絵の中にあるモノを探したり、読みながら楽しめました。(2023-68/KADOKAWA)2023/04/06
anne@灯れ松明の火
13
新着棚で。かわいい表紙に惹かれて。伊藤さん初読み。開いてみたら、探し絵要素のある本だったので、借りてきて、ゆっくり探した♪ 友達の、シンプルで片付いた部屋を見て、“アライグマはきれいずき”というイメージにもとらわれ、思い切って捨ててしまったアライグマの「ぼく」。でも、やっぱり落ち着かない。自分にとって大切なものは、手放してはいけなかったと気づき、宝物探しの旅に。細かく描きこまれた様々な町。宝物より、「ぼく」の方が見つけにくい(笑) 読後、見返しの「ふしぎないきもの さがしてみよう」もやってみる。楽しい!2023/06/24
ほんわか・かめ
11
物を手放してみて初めて気づく、本当に好きなものたち。物が多くても好きなものに囲まれているのは幸せなことだよね。探し絵も楽しめる。〈2023/KADOKAWA〉2023/12/05