内容説明
軍部統治の謎を解き明かす。文化大革命への解放軍の介入はいかにして起こり、その後の中国政治に何をもたらしたのか。新たな資料の博捜と独裁政治の制度論にもとづき、毛沢東の役割、林彪事件、中越戦争の理解を一新、改革開放に向けた大転換の知られざる道筋を示した、気鋭の著者による画期的論考。
目次
序章 文化大革命とは何だったのか―新たな理解に向けて
第1章 独裁政治の制度論―毛沢東、人民解放軍、文化大革命
第2章 軍部統治の形成―論理と実体
第3章 軍部統治と林彪、林彪事件
第4章 軍部統治の持続―毛沢東のジレンマ
第5章 軍部統治の解消へ―〓(とう)小平と軍隊整頓
第6章 軍部統治の終焉―革命から戦争へ
終章 改革開放への展開
著者等紹介
林載桓[イムジェファン]
1976年韓国・ソウル市に生まれる。2002年ソウル大学社会科学部卒業。2012年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、青山学院大学国際政治経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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