内容説明
ときどきの政策や潮流に左右されない教育心理の基本とは何か。「教える‐学ぶ」関係の心理を丁寧に解説、基礎の確実なマスターを通じて応用力を養うことを目指す。教員・子どもをめぐる環境変化を超えて、その発達支援を支える知恵の詰まった信頼のテキスト。
目次
教育のための心理学
第1部 教育と発達のかかわり(教育と発達;子どもの知はいかに発達するか;社会化する子どもたち;パーソナリティを形づくるもの;青年期の課題に立ち向かう;発達する教育者っち)
第2部 教育と学習の間(学習の基礎を考える;教室での学びの構成;学ぶ意欲をいかに高めるか―学習への動機づけ;学力の捉え方と評価;学級集団の友人関係;教師―子ども関係がもたらすもの;教科外の学習の効用;異文化の教育の内と外)
第3部 進路と心の問題(人とキャリア発達;進化するキャリア教育;児童・生徒が陥る心の闇;障がい児の学びを支える;学校にせまる危機;心の問題を抱える子どもの援助に向けて)
著者等紹介
速水敏彦[ハヤミズトシヒコ]
1947年生。1975年名古屋大学大学院教育研究科博士課程修了。大阪教育大学助教授、名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授などを経て、中部大学人文学部教助(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。