内容説明
合衆国の国民共同体の周辺に立ってきた先住民の軌跡を、彼ら自身による記録を掘り起こすことで複眼的に把握し、自らのアイデンティティを再構築する主体としての政治・文化戦略を浮き彫りにする。
目次
第1章 同化から自治へ―一九一〇年代~五〇年代
第2章 自決の模索―一九六〇年代~八〇年代
第3章 文化的適応のかたち―サンダンスとペヨーテ信仰
第4章 文化継承の現在―信仰と言語
第5章 経済開発と文化―シャイアンとラコタ・スーの場合
第6章 記憶の継承にむけて―平原部族を中心に
著者等紹介
内田綾子[ウチダアヤコ]
1996年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。1996年名古屋大学言語文化部講師。2001年カンザス大学客員研究員。現在、名古屋大学大学院国際開発研究科准教授、博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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