内容説明
延べ3000万個の蛾頭をすり潰し、カイコの変態を司るホルモンの本体をついに解明―研究者本人にしか書けない、波瀾万丈の科学ドキュメント。
目次
大磯で
生物学への志向、逡巡、そして一冊の書との出会い
大学院へ―研究テーマの模索
アメリカへの留学
カイコの脳ホルモン精製への出発
脳ホルモン活性の抽出の成功
精製の開始
再出発
東名・名東速達便
胸突き八丁
カイコの真正PTTH vs ボンビキシン
ボンビキシンの単離、構造決定
ボンビキシンの一次構造知見に基づいて進展した研究
カイコPTTHの精製、一次構造決定、及びその知見に基づいて進展した研究
著者等紹介
石崎宏矩[イシザキヒロノリ]
1930年京都市に生まれる。1957年京都大学理学部卒業。同大学院、同助手を経て、1973年名古屋大学理学部助教授。1986年同教授。1994年愛知淑徳大学教授。名古屋大学名誉教授、理学博士(京都大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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